3月25日、大震災の発生から2週間経過しました。

  ここに改めて、災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたしますと共に、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
 そして、厳しい状況下で懸命の努力をされている市町村、自衛隊、警察、消防をはじめとする全ての皆様に心より感謝申し上げます。
 山田町の我が家も幸い火災は免れたものの津波により半壊いたしました。
 この2週間、交通規制やガソリンの手当など制約がありましたが、可能な限り被災地に入り多くの皆様から託された救援物資を搬入し、また、現場のニーズを関係方面へ伝達してまいりました。
 現場のニーズは日にちの経過とともに変わりますが、現在は食料、水、下着など生存、生活に係るものです。その中で顕在化してきたのが、自宅で生活している方々の問題です。幸い、家はかろうじて住める状態で残ったとしても、被災地では食料をはじめ品物は売っておらず、断水地域もあります。
 山田町では、在宅の被災者に対しても水や物資の提供を始めましたが、これから仮設住宅が設置されれば在宅被災者への対応が重要になると思います。
 これから行われようとしている内陸部あるいは県外への被災者の受け入れも、必ずしも被災地の思いとは合っていないと思われます。現地で話を聞くと、他村への避難を説明したところ希望者ゼロであった地区もあったとのこと。
やはり家は壊れたとはいえ、位牌などの大切なものをそのままにして他村へ離れられないという思いや、他村に移れば仮設住宅が後回しになるのではないかという誤解があるようです。
 また、行政の側としても、遠地へ長い時間をかけて移動できるのは比較的元気な方々で、介護を必要とするような弱い方々が現地に残されてしまうことも問題でありましょう。
 この他にも燃油の手当が出来ず犠牲者の方々の火葬もままならないこと等、課題は多岐にわたります。
 被災現地のニーズと全国の皆様から寄せられる善意の申し出がうまく噛み合うよう、今後とも関係方面への情況伝達に努めてまいります。


2011.3.25