11月5日 鮭ふ化場の事業再開

 下安家漁業協同組合の鮭ふ化場が復旧し、11月5日、事業開始式が行われました。

  3.11の大津波によって県下の鮭ふ化場のほとんどが壊滅的な被害を受けました。私も(社)本州鮭鱒増殖振興会の会長理事として各施設を視察するとともに、復旧に向けての必要性を提言として関係方面に訴えて参りました。(4月25日付HP参照)
  鮭のふ化は毎年継続して行う必要があり、そのためには早い河川では8月末から遡上を始める鮭の親魚確保するため、遅くとも10月中には施設の復旧を完了しなければなりません。
  下安家漁業協同組合では、島川組合長はじめ関係者の努力によって県下被災ふ化場の中でも極めて早期に復旧することが出来ました。
  岩手県の漁業の中でも大きな地位を占める定置網漁業の主な漁獲資源である鮭の増殖は、沿岸地域の経済復興にとって、極めて重要であります。津波によってふ化施設の被害だけでなく、受精卵のために不可欠な真水の塩水化や稚魚を放流する河川の環境悪化など課題もありましたが、これらを克服して各々の鮭ふ化場で増殖事業が再開されることにより、放流サイクルが途切れることなく3年後の鮭の回帰も確保されることになります。
  (社)本州鮭鱒増殖振興会の会長理事として、岩手・宮城・福島各県の鮭ふ化場の復旧のため一層努力して参りたいと思います。

2011.11.5

 

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